日本財団 図書館


 

046-1.gif

(4)市販πセクションの例
市販のπセクションには船殼構造用のA5083S−H112及びA5086S−H112合金と、上部構造用のA6NO1S−T5合金の3材質がある。その断面形状例は表3.19のようであり、幅600mmと500mmのの2種類、標準単長が6,100mmである。同表におけるA5083S−H112合金のP60−125,P60−100及びP60−65は、それぞれ表3.16のP107、P105及びP101に相当し、P60−75は板部の厚さがtm=5.5mmでP103よりも0.5mm薄肉となっている。
設計に用いたA5083S−H112合金の耐力は、JIS規格の11kgf/mm2(110N/mm2)であり、また、有効幅を40tmとした。A5086S−H112合金の場合は、実績を考慮してJIS規格の耐力9.5kgf/mm2より高い11kgf/mm2(110N/mm2)を用い、また、A6N01S−T5合金は、突合せ継手の耐力から10kgf/mm2(100N/mm2)としたものである。
各πセクションの断面性能を従来の相当平板(板は5083−O合金で耐力13kgf/mm2、防撓材

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION